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This HP of all HPs.

 

 

ケン・フォレットという人のスパイ小説を読んでいたら、“Today of all days!”という表現が出てきました。文脈からすると“選りに選って今日!”というほどの意味合いのようでした。すでに知っている人にはどうということはないのでしょうが、たまたまこの表現を今まで知らなかったものですから、いたく感心して、書き留めておきました。これはえらく応用範囲の広い表現だと思えたからです。”------of all------“ --------部分にいろいろな言葉をはめてみるとおもしろい。Today of all days, I happened to see this man of all men, came out of that room of all rooms where I am staying with my girlfriend, of this hotel of all hotels, in this town of all towns, wearing that bathrobe of all bathrobes, that’s mine!!.

本日は数あるホームページの中から本ホームページに迷い込み、貴重な時間の一部をお割きいただきありがとうございました。   (2006年 319日) 

 

 

 

 

 

マップとモップ

 

 

あちらで暮らし始めたころのことです。近隣の様子を知るために雑貨店(ドラッグストア)に入ってまずは地図を手に入れようとしました。マップ(地図)をくれというとモップを奥から取り出してきました。違う違うといいつつページを繰るまねをしますと「おお、ミャップ(と聞こえました)か」と言って地図のあるコーナーに連れて行ってくれました。あちらには日本で見たこともない色とりどりの鳥が庭にやってきます。鳥類図鑑を買って勉強しようと本屋さんに行きました。近くの古本屋さんに行くと薄暗い店内には本が天井近くまでうずたかく積み重ねられています。鳥の図鑑をくれというのですがなかなか通じません。確かにbirdの発音は大変難しい。それにしてもなんてアメリカ人って察しが悪いのだろう。少しぐらい違っていてもわかってくれてよさそうなのに。仕方なしに「フライングアニマルインザスカイ」とわめきつつ両手をパタパタとやりました。店主は「おお。Bird!」と大きくうなずきながら奥へ本をとりに行きました。「それそれ。どこが違うんだ。さっきから僕が言ってるのとおんなじじゃないか!!」  (200668日)

 

 

 

 


 

英語口演始末

 

ことほどさように発音というのは難しい。

友人に聞いた話です。アメリカ人の聴衆を前に1時間ほど話をしたときのことでした。大勢の前で話をするというのは、その経験がない方が想像されるほど難しいことではありません。誰でも話しをする人は自分がこれから話をする内容がわかっているからです。そのうえ、相手が何人だろうと、自分が話をしない限り、口演という場は成り立たないからです。次にやさしいのは一対一の会話ですね。この場合も自分が反応しない限り、話は進みようがなく、相手は辛抱強く、こちらのペースに従う必要が生じます。難しいのは数人の会話に参加するときですね。今度は会話が始まったときはともかく、たけなわになると誰もあなたのことなど待ってくれはしません。講演会の聴衆となる場合も同じです。演者はあなたの理解のスピードにあわせてくれやしません。

さてK君。もちろんそのことを自覚していました。この場をコントロールしているのは自分なのだ。スライドの説明を交えつつ、50分ばかりの口演を無事にやり遂げました。さっぱり沸いてはくれなかったようでしたが、ところどころにとっておきの冗談さえ挟む余裕がありました。散会後、一人の聴衆が近づいてきました。目をきらきらさせて。「いや、すばらしかった。私は今まで日本語というのをまともに耳にしたことはなかったのですが、こんなに英語に似ているらしいとは知りませんでしたよ」

ほうほうの体で逃げ出す背中越しにちらと聞こえたような気がしたそうです。

「今度はぜひ英語で」。  (日)